タカセジムでは安全のために”あえて”補助には入りません

補助よりも優先すべきことという文字が表示されたスクワット指導の様子 トレーニングコラム

こんにちは、タカセジムです。

当ジムではセッション中に、僕がお客様の補助に入ることは基本的にありません。少し離れた位置からのフォームチェックに専念しています。

お客様自身に「最低限ケガをしないフォーム」を身につけていただくことが、結果的にあらゆるケガのリスクを減らし、筋トレ効果を高めることにもつながるからです

「健康増進やダイエットのために必要不可欠な筋トレ」を安全に行うために、補助よりもフォームチェックを優先させる意味と効果について解説します。

補助は本来、上級者が「限界」に挑むためのもの

スクワットをする女性の背後から補助に入るパーソナルトレーナ

そもそも補助(スポッティング)の本来の目的は、トレーニング中の物理的な事故によるケガを防ぐことです

主に競技選手や上級者が、限界ギリギリの重量や回数で追い込む際、重さに負けて起こりうる「突発的な事故」を回避するために必要となります。

冒頭で僕が補助に入ることはないと述べましたが、上級者のお客様に対しては入らせていただくことがあります。

筋トレ中のケガで多いのは「フォームの乱れ」による身体の故障

健康づくりやダイエットを目的とする場合、限界ギリギリの高重量を扱う必要がないため、補助が必要になるような物理的事故のリスクは低くなります。

筋トレ中のケガで特に多いのが、膝や腰を痛めてしまうといった、フォームの乱れによって引き起こされる「身体の故障」です。これには、大きく分けて以下の2つがあります。

【スポーツ障害】(慢性的なケガ)
悪いフォームで動作を繰り返すことで、関節や筋肉にストレスが蓄積し、徐々に痛みが出てくる状態。(例:腱鞘炎、腰痛など)

【スポーツ外傷】(突発的なケガ)
無理なフォームや動作によって、体に急激な負荷がかかり、一瞬で痛めてしまう状態。(例:肉離れ、ぎっくり腰など)

これらは、特に間違ったフォームのまま無理をした場合に起こりやすいトラブルです。正しいフォームさえ身につければ、未然に防ぐことができます

筋トレ初心者こそ「正しいフォーム」を学ぶべき

ここで言う「正しいフォーム」とは、上級者のような完璧なフォームのことではありません。最低限ケガを防げるフォームで十分です。

正しい指導のもとで誰でも簡単に身につけられるものなので、筋トレを始めたばかりの初心者こそ初めのうちにしっかりと学ぶべきなのです。

習得の段階でも十分な筋トレ効果が見込めるので、フォーム練習という感覚で筋トレを続けていくのがおすすめです。

意外にも女性や高齢の方はあっという間に上手にできるようになります。

習得は簡単。それなのに「危険なフォーム」が大半という現実

簡単とはいえ、学ばなければ実際に正しく行うことは難しいです。

実際、大型ジムで周りを見渡すと、ケガにつながる危険なフォームでトレーニングを行っている人はとても多く見受けられます。

専属のトレーナーから指導を受けている人までも、受けていない人と大差ないフォームで行っているというケースは少なくありません。

重心の位置や上体の角度をほんの少し変えるだけで解決することがほとんどです。

「ケガをしないフォーム」が筋トレ効果も高める

特に、自重やバーベルを用いて一度に複数の筋肉を動かすようなトレーニングでは、この「正しいフォーム」の恩恵が最大化されます。

関節や背骨に余計な負担をかけないフォームで行えば、単にケガを防ぐだけではなく、複数の筋肉へバランスよく刺激が入ります。さらに「連動性」も鍛えられるため、あらゆる動作の質が向上し、日常的にもケガをしにくく痩せやすい身体になります

つまり、ケガをしないフォームで行うということは、結果としてトレーニング効果を高めることにもつながるのです。

安全な筋トレには補助よりもフォームチェックが重要

ケガをしないフォームを身につけるためには、正しい指導が必要不可欠です。

トレーナーがすぐ近くで補助に入ってしまうと、どうしても視界が狭くなり、重心のずれやフォームの崩れを見落としてしまうリスクが生まれます。

補助に集中するあまり、ケガを防ぐためのフォーム指導がおろそかになってしまっては本末転倒です。

補助はセーフティバーに任せ、フォームチェックを優先することで、精度の高い的確なアドバイスができ、長期的な安全につながるのです

スクワットをしている女性と、安全のためのセーフティバー

もちろん万が一の時は僕自身も即座にサポートに入れる体制をとっています!

まとめ

この記事でお伝えしたかったポイントは以下の4点です。

  • 初心者が恐れるべきは物理的な事故によるケガよりも「フォームの崩れ」による故障
  • 「正しいフォーム」は簡単だが正しい指導が必要不可欠
  • 「ケガをしないフォーム」が結果としてトレーニング効果も最大化させる
  • 正しいフォーム指導のためには補助よりも「フォームチェック」が優先的

その場しのぎの補助ではなく、一生使える「正しい身体の使い方」が、健康にもダイエットにもより良い結果をもたらします。

安全で効率的なトレーニングを長く続けるために、まずは正しいフォームを身につけましょう。

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